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ハコフグファン必見

ハコフグ飼育について

              (協力 箱福さん) 

 

ハコフグ飼育日記 

<フグの種類 >

  

     <フグの飼い方 アクアライフ編集部編 潟}リン企画より>

 

ハコフグ科は世界中で7属15種が報告され、日本には3属9種が、ハリセンボン科は

世界中で6属20種が報告され、日本には3属7種が棲息しているそうです。

アクアリウムでは他にもイトマキフグ科やフグ科、モンガラカワハギ科と魅力的な魚が

多いですが、このページでは代表的なハコフグ科、ハリセンボン科の魚を紹介します。

どれも1度は飼育してみたい種類ばかりで目移りしちゃいますね。

あなたはどのフグを飼うのかな?

 

 

ハコフグ科(Ostraciidae)

     

 ミナミハコフグ

  

           ミナミハコフグ幼魚(提供Otomi/冨田様)  

  

     ミナミハコフグの若魚              ミナミハコフグの若魚

     英名: Yellow boxfish

    学名: Ostracion cubicus

    棲息:西部太平洋、インド洋

    和歌山県以南

    体長 45cm に成長 (自然下)

    飼育率 ハコフグ第1位(つっちさんアンケート)

    ハコフグの中では比較的飼育しやすいと思います。

 

 ミナミハコフグ メスの成魚(提供Vin様)

 

 

 

 ラクダハコフグ

   英名: Humpback turretfish

   学名: Tetrosomus gibbosus

    棲息:インド洋、西太平洋

   体長 30cm に成長(自然下)

   比較的白点病には罹りずらいと言われている。

  ラクダハコフグ幼魚(提供つっち様)      飼育率 ハコフグ第3位

  

やや性格的にキツイ面もあり他のハコフグとの混泳には注意!

    

 

         ラクダハコフグの若魚(提供Otomi/冨田様)

 

 シマウミスズメ

   英名: Thornback cowfish

   学名: Lactoria fornasini

   棲息:インド洋、西太平洋

   体長 23cm に成長(自然下)

   比較的白点病には罹りずらいと言われている。

    シマウミスズメ幼魚            飼育率 ハコフグ第5位

  近海モノのためやや入荷に難あり、状態の見極めに注意

              

 

 シマウミスズメの成魚(提供つっち様)

 

 コンゴウフグ

  

     コンゴウフグ若魚              コンゴウフグ若魚(提供箱福様)

   英名: Longhorn cowfish

   学名: Lactoria cornuta  

   棲息:インド洋、太平洋

   静岡県以南

   体長46cm に成長(自然下)

   飼育率 ハコフグ第2位

 自分的にはハコフグの中では一番飼いやすい種だと思います。

 

  まだ角が生えていないマメコンゴウ(提供Otomi/冨田様)

 成長に伴い頭と尾の部分に角が生えてきます。

 写真は3.5cmほどのコンゴウの幼魚

 

 

 

 ハコフグ

  英名:Blackspotted boxfish

  学名:O.immaculatus

  棲息:北太平洋

  岩手県〜四国

  体長25cm に成長(自然下)

      ハコフグ若魚          飼育率 ハコフグ第4位

                          温帯性のため水温には注意が必要かも?

  

 ハコフグ オスの成魚(提供Vin様)

 魚君の帽子でも有名。非常に綺麗な魚です。

 

 

 

 クロハコフグ

    

             クロハコフグの若魚

  英名: Whitespotted boxfish

  学名: Ostracion meleagris

  棲息:インド洋、太平洋

  北は南日本(田辺湾以南)

  体長18cm(オス)、15cm(メス)、(自然下)

  小型の個体は全てメス。成長に伴いオスへの性転換

  を行う。やや餌付きにくい。

 

クロハコフグのオス

   メスの個体も綺麗ですがオスはさらにブルーの

   スポットが入ってまったく別の魚の様。

   

 クロハコフグのオス(提供UMIHITO様) 

 

レティキュレイト・ボックスフィッシュ

    

       レティキュレイトボックスフィッシュの幼魚 

 英名: Reticulate boxfish

 学名: Ostracion solorensis

 棲息:東インド-豪州海域

 体長 11cm(自然下)

 メスは体側にラビリンス(迷路)のような網目模様が入り、オスは

 成長に伴い模様が簡略化して青みを帯びてくる。

 やや藻食性傾向があるようで餌のバランスに注意が必要

 

 レティキュレイトボックスフィッシュのオスへの

 性転換中と思われる個体。未成魚

 体側の模様が乱れやや青みがかっている

 

レティキュレイトのオス個体(提供黄姫様)

 

  

   レティキュレイトボックスフィッシュのオスの成魚(提供松本隆様)

 

レティキュレイトボックスフィッシュは雌は成熟すると口周りが肥大するようです。

オス個体は口から鰓にかけてと、目鰓と側面の外周を縁取るように白線が入ります。

側面のラビリンス模様の簡略化(斑点に変わる)も認められます。

(上の成魚の個体は側面のラビリンス模様の乱れは認められるが、青みが薄く典型的

なオス個体では無い様。性転換途中かもしれません。)

 

下記の外国のサイトでは雌雄のレティキュレイトの画像を見ることが出来ます。

http://www.poppe-images.com/expedition/search_results.php?diveid=1097&max=114

メスの場合は幼魚がそのまま大きくなった感じですがオスは青く染まり綺麗です。

 

ブルーテールトランクフィッシュ

  

       ブルーテールの幼魚、メス  (提供yazawa4275さん)

  英名: Bluetail trunkfish

  学名: Ostracion cyanurus

  棲息:西インド洋、紅海からペルシャ湾

  体長 15cm

  別名アラビアンボックスフィッシュといいクロハコフグの紅海版

  という感じの魚で体側から尾鰭がブルーに染まる。       

成魚の写真は以下のアドレス参照 http://gha11241.sunnyday.jp/egypt/200608egypt%20underwater.htm

 

ショートノーズボックスフィッシュ

   英名: Shortnose boxfish

   学名: Ostracion nasus

   棲息:西太平洋

   体長  30cm(自然下)

   口の上の吻部が小さく突出する。テングハコフグに似る

 

ショートノーズボックスフィッシュの若魚(提供 箱福様)

 

   興奮したり威嚇すると斑点に沿って黒い斑紋が出てきます。

   ショートノーズは可成り偏食で今まで食べていた餌を突然食べなるなど、

   神経質なので単独飼育向きのハコフグ。

 

  

 ショートノーズの幼魚(提供箱福様)    同じく幼魚(提供松本隆様)

 

 

テングハコフグ

   英名: Horn-nosed boxfish

   学名: Ostracion rhynorhynchus

   棲息: 東アフリカからオーストラリアまでのインド・西太平洋域に分布 

   全長: 35cm(自然下)

   大きく発達した鼻の突起が特徴。珍しい種類

   サンゴ礁の珊瑚礫で作られた穴の中やサンゴ礁の周りの砂地などに棲息。

  テングハコフグの成魚(提供松本隆様)

 

  

  テングハコフグの幼魚と思われる固体(提供みっちゃん様)

  

    テングハコフグの若魚(提供大塚(マツヤ)様)

 

スクロウルドカウフィッシュ

 

        スクロウルドカウフィッシュの若魚(提供yazawa4275様)

ツノハコフグ(Scrawled cowfish)とも呼ばれる。

 英名: Scrawled cowfish

 学名: Acanthostracion quadricornis

 棲息:大西洋の温・熱帯域。西部ではマサチューセッツからブラジルまで。

 体長: 55cm(自然化)

目の上と腹後方から角が伸びる。発達した背中隆起が特徴。

身体には淡青色の小斑点や不規則な線が、頬には数本の青色縦線が走る。

イソギンチャクやスポンジなどの無脊椎動物やヤドカリや藍藻、小さな2枚貝などを食べます。

性格的にはやや臆病で、水槽内には隠れることの出来る洞窟や岩組みの設置が望ましい。

あまり情報がない種類

 

ハリセンボン科(Diodontidae)

ハリセンボン

 英名:Long-spine porcupinefish

 学名:D.holocanthus

 棲息:インド洋、太平洋

     北は南日本

 体長 65cm(自然下)

  肉食性でクリルやアサリを好む。   

    ハリセンボン若魚(提供つっち様)     

 

  膨れたところ

  (写真提供箱福様)

 

 

メイタイシガキフグ

 

         メイタイシガキフグ若魚(提供みっちゃん様)

英名:Birdbeak burrfish

学名:C.orbicularis

棲息:インド洋、西部太平洋、南シナ海

体長 17cm(自然下)

性質はやや臆病、環境に慣れるまでは餌付きにくい。

体の棘はハリセンボンと異なり立ったまま。

動物質の餌、エビや貝類を好む。

水族館での繁殖事例もあり下記で卵や稚魚の画像が見れます。

下関 海饗館 お魚探検隊

           みっちゃんのメイタ飼育ポイント

メイタイシガキフグの飼育の注意点は、まず餌の問題です。完全に餌付くまでは 、餌取

りが遅いので、他のタンク メイトとの相性を考えなければなりません。

うちにいる2匹は、一匹はハコフグ水槽で問 題無く餌付きましたが、もう一匹はハリセン

ボンが2匹いる水槽だったので、最初の頃は、餌の時だけタンクセパレートを使 してい

ました。

2点目は、ハリセンボンと大きく異なる点で、ハリセンボンが1日中じっとして動かないと

調子があまり良くない思いますが、 メイタイシガキフグの場合、餌の時間以外は、基本的

にじっとしている事が多いです。し かも、エラを動かさない事も多々あります。 何か調子が

悪いのでは?と思って隔離などをするは止めたほうがいいと思います。

逆に病 気の兆候が解りづらいので、特に 便秘などにならないように、餌も植物性の餌と

クリル、冷凍餌を程よく与えたほうがい いと思います。 また、ハコフグやハリセンボンと同

じで白点病にも罹り易いです。

特長は短い針は立ったままで、動きが遅い、臆病、一日中変な格好で寝るといったところ

です。

         

ウェブバーフィッシュ  

  

  英名:Web burrfish

  学名:Chilomycterus antillarum

  棲息:西大西洋: 南東のフロリダ(米国)、および北東のブラジルへのバハマ

  体長: 30.0cm(自然下)

日本名はモンツキイシガキフグ

身体の棘はメイタイシガキフグ同様不動。下顎下方に数本、眼の上に1本の皮弁がある。

左右の鼻腔の間に棘が1本ある

体表に黒色円斑をもつこと,体の背方が五角形の暗色模様でおおわれることで他種

と区別できる。

まだ短期間の飼育だが、メイタイシガキフグなどに比べると活発で日中も良く泳ぎ回る。

餌はハリセンボン同様肉食系でエビや貝類を好む。

 

サザングローブフィッシュ(ポーキュパインフィッシュ)

   

         サザングローブフィッシュ若魚(提供 かなさん)

 英名:Slender-spined porcupine fish

 学名:Diodon nicthemerus

 棲息:オーストラリア南部、西部、タスマニア島の沿岸

 体長:40cm(自然下)

オーストラリア沿岸の比較的浅い湾に棲息し甲殻類などを食べている。

夜行性で小さい群れを作ることもある。

棲息するオーストラリアの南部は、南極からくる冷たい海流(南極還流)の影 響で意外に水温

は低く(年間を通じて16〜18℃)、飼育にはクーラーが必須。

年間通して18℃以下に保ちたい。高温飼育では体調を崩しやすい。

             かなさんの飼育環境

グローブフィッシュを飼育されている、かなさんに飼育環境をお聞きしました。

頂いたメールをほぼそのまま転載します。

飼育にあたり葛西臨海水族園さんに問い合わせて 、それまでは ハリセン ウェブバールと

一緒に25℃で飼っていましたが 、60センチを別に立ち上げて 18℃以上にならないよう

にして飼っています。

混泳は難しいと他の方から指摘がありましたが “なんちゃって”な私は葛西臨海水族園

さんの金さん銀さんのように2匹で飼いたくて がんものあと ぐぅぐぅをお迎えしました

お見合い期間を経て同居していますが 今のところ問題はないです 

ただ大きさ的に今年中には90センチまたは 60センチをもう1本の別居にしないと厳しい

かもしれないですね    馴れは非常にいいです  フグの中でも うちでは一番の馴れ方です 

どうすれば 私がそばに行くかも覚えているようで 鳴いて呼んだりします 

 設備はあえて 外掛けの新しく出たテトラの30センチくらいのものを改良して使っています

あとは ヨウ素殺菌ボールを入れられるスキマーを入れています 

他のフグと同じように 白点にはなりやすいですが 隔離しての毎日の水換えとヒコサンの

投与で比較的すぐに回復します 

水換えは 1週間に最低1回 1ヶ月で全換えになるようにしています 

エサは 水族園さんはマグロの切り身などを与えているようですが 水が汚れると病気が

出やすいので 私は冷凍の海水性イサザを普段は与えています

時々手から甘エビやマグロ イカの刺身は一度冷凍したものを与えます 

 調子を落とすと他のフグ同様、水槽の下にいがちになるので わかります

かなの”なんちゃって”水槽飼育奮闘記

 

 

 

飼育下でのMAXサイズ

上で体長について記載したが、体長についてはまだ不明確なものも多く、また上記のサイズは自然下のもの

多くの種は、おそらく家庭用水槽120センチ以下では、自然界のMaxサイズの半分から3分の2前後で成長

が止まってしまうものと推察されます。

箱福さんが120センチサイズの水槽でコンゴウフグは4年余りで27センチ程、ラクダにおいては3年半飼育して

も13センチ程にしか成長しなかったとの事です。                        

 

情報検索 

魚の情報を調べるのに海外のデータベースは重宝します。

自分が主に使用しているのは魚類に関する世界最大の総合データベースFishBase です。

トップページを開くと下記のような画面が表示されます。

次いでinformation by Family の部分のドロップダウンメニューからハコフグ科ならOstraciidaeを

ハリセンボン科ならDiodontidaeを、他の科ならその名前を選択しIdentificationを選択します。

(下記画像参照)

例えばハコフグ科 Ostraciidaeで検索すると下記のような情報を得ることが出来ます。

写真をクリックすれば各魚の詳しい情報を得ることが出来ます。

あとは頑張って日本語訳してください(爆)

 

 

ハコフグ

ハコフグの幼魚はその独特の体型、おぼつかない泳ぎっぷり、最近ではTVコマーシャルの影響などもあり非常に

人気があり思わず買って帰りたくなる愛らしい魚です。自分もショップの水槽でミナミハコフグとコンゴウフグの幼魚

が混泳しているのに惚れ込んでハコフグ飼育を始めました。

ただ色々調べていくと、初心者向けの飼育書などでは「飼育は容易」と記載されていますが、実際は白点病などにも

罹り易く、混泳の問題などもあり意外と飼育は難しく、中、上級者の飼育レベルが必要である事が判って来ました。

実際、一応の準備をして買ったつもりの1匹目のシマウミスズメも白点病で1週間で☆にしてしまいました。

そこで、リンク先のやまたけさんのHP、 の掲示板でハコフグ飼育についてご相談したところ様々なアク

アリストの方からアドバイスを頂戴しました。特にコンゴウフグを4年3ヶ月飼育された事があるという箱福さんのアドバ

イスは非常に参考になりました。

そこでこのページでは箱福さんをはじめいろいろな方から頂いたアドバイスや色々なサイトで勉強した事、短いですが

自分のハコフグ飼育経験等で分かった事をまとめてみたいと思います。

 

 非常に人にも慣れペットフィッシュとしても

 魅力のある魚。

 飼い主を見ると餌をおねだりし手から餌を

 食べます。

 

飼育においては

1.充実した生物学的濾過

2.白点虫などの寄生虫の予防、駆除

3.ストレスのない水槽サイズ

4.バランスの取れたフードと充分な給餌

5.混泳の問題

これらが重要なポイントであり、長期飼育への鍵だと思います。

 

水質、濾過

ハコフグは水質に敏感で検査試薬に反応が出なくても片エラになる事があるそうです。また餌の食べ散らかしが多

く残餌や糞で非常に水を汚します。このため定期の水換え、残飼対策は重要です。

このため立ち上げ後の不十分な濾過環境では水質の不安定が起こり易く、注意が必要です。その結果亜硝酸や

アンモニアの発生を招き魚を☆にする事態になりかねません。

また水槽導入直後は白点に罹っていたり、潜んでいた白点虫の寄生の引き金、悪化要因になりうると思われます。

このため新規に立ち上げたばかりの水槽への導入は望ましくなく、最低でも6ヶ月は経った安定した濾過環境への

導入が望ましいと思われます。

また後述しますが白点虫の治療においても充実した生物濾過は重要で、安定した濾過環境では自然治癒する事も

あるようです。

濾過装置は水量に対し最低でも1クラスは上のもの(望むならさらに上)を使用したほうが飼育は容易になると思い

ます。濾過方法は何でもいいと思いますが。

残餌対策としては、ベアタンク(底砂を敷かない水槽)にしてポンプなどで残餌や糞を吸い上げたり、底面濾過にして

ゴカイ、ヨコエビなどの微生物に消費させたりと色々な手はあるようです。

ただアクアリストにより様々な考え方はあると思いますが、モナコやベルリンなど底砂が厚く、ライブロックを使用した

濾過システムはいざ白点病が発生した時に薬剤を使えない事態に追い込まれるので、ハコフグ飼育に関してはいつ

でも薬剤の使える、または低比重にできる環境を作ったほうがあとで楽になると思われます。

(サンゴ水槽では白点が発生しにくく自然治癒する事もあるようですが・・・。)

 

水流

ハコフグは水流に弱いとのイメージが強いですが、これは幼魚に対するイメージが浸透しているからではないか?と

の事。確かに幼魚は水流が強すぎるとストレスで落ちやすい傾向はあるようですが、成魚は逆に適度な水流がないと

ストレスになるようです。

このため水流はハコフグの種類によっては不可欠で、とくにコンゴウフグは岩場に生息しているハコフグとは違い、海

底を縦横無尽に泳いでいる種で、適度な水流があったほうがストレス解消になるそうです。

回転寿司のコンベアが毎分5m位、大体それくらいの水流がいいのでは?(箱福 談)

 

毒 

フグの仲間の内臓毒、テトロドトキシンは有名で青酸カリの1000倍の毒力を持つ神経毒でわずか2mgで成人は

絶命してしまうとのこと。

発症は摂取後30分程度、痺れ、眩暈、ひどいときは呼吸困難を起こし死亡するという怖いものです。

ハリセンボン、ハコフグは内臓毒を持ちませんが、ハコフグの仲間は内臓には毒がないが体表にバフトキシンとい

う水溶性の粘液毒をもっていて外敵から身を守るために用います。

パフトキシンにはホモパフトキシン、デアセチルパフトキシンなどがあり、クロハコフグ、シマウミスズメ、ウミスズメは

パフトキシンを、ハコフグはデアセチルパフトキシンを持っているそうです。

パフトキシンは自然界で育ったハコフグ、ミナミハコフグ、クロハコフグなどは5cm位から毒量が多くなり、15cm程

になると1トンの水量でも同じ水槽に入っていた魚が全滅という事例もあるそうなので、他の魚との混泳には注意が

必要です。

パフトキシンは時間とともに分解されるということなのですが・・・。

ただ、無闇に毒を出すわけでは無い様ですので、毒を出すような環境や飼育をしてはならないと言うことだと思い

ます。ただ調子が悪くなったら速やかに他の水槽に移した方が賢明です。

ハコフグが毒を出した時は石鹸水のように混濁して水面の泡切れが悪くなる事でわかるそうです。

 

パフトキシンによる水槽壊滅 (2006.1.7追記) 

先日、1年飼っていたミナミハコフグがパフトキシンを分泌してしまい同居魚が全滅しました。

以下はその時のレポートです。

 

最近ミナミハコフグの体表に何か白点とは異なる白いものが増えてきていました。

隔離して何らかの治療をする事と、ついでに患部を顕微鏡で見てみようと思ったのですが、なかなか捕まえられずに

いるうちに怯えてしまったのか、捕まえた途端に体全体から泡のようなものがブクブクと!

まずい!!粘液毒だ!!!

と思った時は既に水槽内水面が泡だらけ。

慌てていたんでしょう。

ミナミハコフグは隔離水槽(プラケース)に移す間に自分で出した粘液で口の中がブクブク状態。

入れた水槽も泡だらけです。

ひとまずプラケに入れたまま本水槽の水換えを行いました。

これも失敗でした。

水を換えているうちにアケボノが水底で横たわりだしました。

ウズマキもなんか動きが変です。

慌てて手掴みで近くにのあったバケツに残った魚全てと一緒に入っていた無脊椎(ヤドカリ、マガキガイ、シッタカ)

を投げ込み2FのOF水槽に、水あわせもせず、移しました。

しかしアケボノはそのまま水底で動かなくなり、ウズマキも鰓は動いていますが水底で横倒しに。

コンゴウフグは平気そうな顔で泳いでいるのですが。

なんとかウズマキは回復しないかと様子を見ていましたが、鰓の中が真っ赤に。

1時間程で★になってしまいました。

 

 

 <パフトキシンの分泌された水槽>

  水面と外掛けフィルター内に見える大量の泡が

  パフトキシンです。

  水底での分泌時には特に背中の部分から人口海水

  を溶いた時のような水の揺らぎが水面に向かい立ち

  上りました。

 

 

考察

今回の事件は捕獲時にミナミハコフグを怯えさせてしまったことが原因だと思います。

ただ今までも何回も水槽外に取り出したことはありましたが毒を出した事はありませんでした。

同様に体調を崩して落としたハコフグも何匹かいますが、その際に毒を出した事はありません。

処置としては、毒を出された本水槽の水換えを行い毒を薄めようと判断しましたが、毒が出てからしばらくは

(20分ほどでしょうか)混泳魚に症状はなく、普通に泳いでいました。

そのため、まだ平気だろうと余裕を持ってしまいました。これが敗因にもなっていると思います。

処置としてはなるべく速やかに混泳魚を水槽から取り出し新鮮な海水に移すこと。

これだけに全精力を注いでください。

この処置で救えるかは判りませんが、一応コンゴウフグは死亡せずに済みました。

毒を出した張本人であるミナミハコフグは移した隔離水槽内でも毒を出し続け、海水を交換してやっても、また毒を

出す状態でした。

結局ミナミハコフグの死因は自分の出した毒である可能性が強いです。

コンゴウフグは他のヤッコ、チョウが死亡したにもかかわらず死亡しませんでしたので、ハコフグは若干ですが他の魚

種に比べれば毒に対する耐性があるのかも知れません。

ただ大量の毒に曝されればやはり死亡してしまうのでしょう。

課題としては出した個体自体をどうやって救うか?でしょうか。

 

 

水槽サイズ

ハコフグは意外と大きくなる種が多く、ラクダハコフグでは30cm、ミナミハコフグ、コンゴウフグで40cm、シマウミスズ

メで23cmにまで成長します。このため水槽は最低でも60×45×45が必要で可能ならさらに大きな水槽が望ましい様

です。これ以下の水槽での飼育は幼魚の時代のみに止めた方が賢明です。

また水槽が大きいという事は水量もおのずと大きくなるという事で、水を汚しやすいハコフグ飼育にあっては飼育水の

劣化にも有効であると思われます。

成魚になっても小型の水槽だと水槽内でのターンも難しく、泳ぎまわれないストレスも大きいと思います。また小型の

水槽で飼育すると、発育が悪く、体型の歪みが生じる場合があるみたいです。

ライブロックなども、もし入れるなら庭石程度に留め、遊泳スペースの確保は必要で、ライブロックの積み方、量には注

意が必要です。

またハコフグはライブロックやシャワーパイプの間などに挟まり身動きが取れなくなるとストレスで落ちる場合もあるの

で環境の整備は重要です。

 

体型に歪みの出たコンゴウフグ。

 この個体は90cmの水槽で飼育されていた様ですが、

 水流が弱く、虐める個体との混泳で、いつも水槽の同じ

 場所に居続ける事を強いられた為に片側の発育不良で

 歪んだ体型をしている。

 

 (写真提供、箱福様)

 

 

エサと餌付け

ハコフグは意外とすぐ餌付く事が多いが、なかなか人工フードを食べない場合は、数日(1、2日)餌を控えて人工フー

ドを与えて見るか、冷凍フードを与える前に人工フードを与えてみると良い。

冷凍フードも食べない時は、水質に問題なければアサリのミンチに人工フードを混ぜて冷凍し餌として与えてみると良

い。ただ水をひどく汚すので注意が必要です。

ハコフグの仲間は、肉食系の雑食。雑食という事は何でも食べるという事ではなく、色々な餌から色々な栄養素を

取るべきである。また同じ餌だけだと飽きてくる傾向にある。

ハコフグは太るにはかなりの餌が必要だが、餌を控えるとすぐ痩せてくるようです。また独特の体型から痩せを気付

きにくいので注意しましょう。

餌の種類はつっちさんのアンケート結果では幼魚時、餌付け時は冷凍ブラインやアサリの使用が多く、餌付け後は

定番のシュアーが1番、次いでフレーク、クリル、乾燥赤虫の順、ほかにディスカスフードなども与えているようです。

多くの方が1種類ではなく複数の餌を、頻回に与えているようです。

 

 箱福さんが与えている餌は

  冷凍フード     キョーリン・クリーン赤虫、ブラインシュリンプ

  人工フード     テトラ:    アロワナミックス、ベジタブル・シクリッド、ディスカスフード、グラニュール、

                      プレコフード

             キョーリン:  金魚の餌ミニペット、同ミニペット胚芽、ベビーゴールド

  時々アサリやブラインシュリンプをおやつ程度に与えているとのことです。

  また、赤虫を与えると成長が早いようです。

新規に立ち上げた水槽での導入直後の拒食 

新規に立ち上げた水槽での導入直後の拒食は、輸送ストレスか水質悪化の影響が考えられる。フグ目(フグの

仲間)の健康な個体は食欲旺盛で食に関しては貧欲な程よく食べる。そのような魚種が餌に見向きもしないとな

ると体調の良くない表れである。ハコフグの健康状態を把握する上で、注意する事は眼の動きです。健康な状態

では瞳孔が楕円形(鶏の卵を横にした)状態(スズキ目の魚は分かりやすい)で常に機敏に動かし辺りをキョロキョ

ロ見回しています。不健康に(不調)なると眼の動きも鈍り瞳孔も丸みをおびてきます。この状態のチェックは必須

です。

水質に問題があるなら、しっかり立ち上がった水槽が別にあるならそちらの水槽をセパレーターなどで仕切り体調

の回復を待つのもひとつの手です。産卵ケースなどの隔離ケースは更にストレスを与える可能性があるので止めた

方が賢明です。

餌ですが、冷凍赤虫(クリーン赤虫)か冷凍ブラインシュリンプを与えてみて下さい。赤虫の方が良いかも知れませ

ん。赤虫はアイスピックの代わりに画鋲(がびょう)を使うと割れますので少量(残り餌が出ない量)を与えて下さい。

(指を刺さないようご注意下さい。)現在飼育している水質が改善されると餌を食べる様になると思います。

                                                    (箱福さんのアドバイスより)

 

白点病  

クリプトカリオン・イリタンスという原虫が寄生する疾患で、淡水魚の白点病とは異なる。

詳しくは「How to 海水魚」のページを参照して下さい。

 

<白点病治療法>

1.しばらく様子を見る。(白点に強い種だと、自然治癒する場合もある。)

2.ヒコサンまたは、グリーンFゴールド(顆粒)単独の薬浴。

3.隔離水槽で少量のグリーンFまたはヒコサンを添加して毎日全換水する事で白点虫の遊走子を減らして

  いく治療法。

        治療風景

4.硫酸銅による治療。

音木箱のTetsuoさんのページに詳しい硫酸銅治療について紹介されています。

 http://www.geocities.jp/nottotake/

薬剤の治療濃度と中毒濃度の境界が難しく薬剤で魚を殺す可能性も大きい。ただ重度の感染例では事実上この

治療法しかないと思います。

5.低比重療法。比重1.010まで下げ、浸透圧差で病原虫を破裂させる。

トレヴァー=ジョーンズ氏のサイト、

http://www.petsforum.com/personal/trevor-jones/marineich.html

クロネコのホームページ

http://kurotan.prince.ne.jp/

に詳しい解説が載っています。

6.海水館さんのページに載っていた低比重(1.016)+グリーンFでの治療。

http://www4.kcn.ne.jp/~tafcorp/aqua.htm

低めの比重での魚体のストレス緩和、海水が薄まる事による薬剤の薬効の強化が期待出きる様です。

7.マジカルウォーター+白点除去フィルター(またはキルトを使った物理濾過)or低比重の併用療法

クロネコのホームページ http://kurotan.prince.ne.jp/  が詳しい。

8.ヨウ素イオン樹脂抗菌剤による遊走子の死滅駆除(後述)

 

とネットでは様々な治療法が引っかかるが、様々であるということは結局確立された治療方はないということの裏

返しだと思われる。

これは各アクアリストの飼育環境、経験、魚種、感染の程度、魚体の状態および抵抗力が様々であるからと思わ

れる。

あとは各アクアリストのチョイスの問題なんだろう。

 

ヨウ素イオン樹脂抗菌剤について(情報提供、箱福様)

メーカーのページに詳しい情報が載っていますので参照願いたいのですが(下記)、有効利用法を載せます。

有限会社 翠水

   より威力のある水中ポンプ(パワーヘッド)に設置した方が有効。

   水流と一緒に白点虫の遊走子(子虫)を強くヨウ素ボールに当ててヨウ素イオンと結合させる。

    定期的な水洗いが必須。この時強く振って洗い流してください。これはヨウ素ボールを振る事によって、表面

    を研磨して、新しい表面が露出し効果が持続する。

    効果が期待できる。

    激しい。

    上回る効率でカプセル内を循環させた方が効果がある。

   箱福さんの120cm水槽では1100〜1400と表示のあるパワーヘッドを3機設置し循環させている。

   1つのカプセルに入っているボールの数を減らしたり、殺菌マットに使われる小粒のものを使用したりしてカプ

   セル内の量を少なめにして負荷を減らすのも手である。

   < 設置例 >

OTTOのパワーヘッド600への殺菌筒の設置法 (4/7加筆)

                             

1、OTTOパワーヘッドをお使いの場合は、   2、付属のゴムホースの切れ端を      3、 あとはパワーヘット用の殺菌筒

 ストレイナー部分が眼詰まりしますと         設置します。                   を設置します。

 負荷が掛かりますので、ニッパなどで

 カットして下さい。

                                             

あと、工夫しています事は、カプセルの吸い込み口片側に       パワーヘッド用殺菌筒には100個前後の樹脂

薄刃ノコギリ(タミヤ模型など)で切り込みを入れ真ん中の       ボールが入っていると思いますが、メーカー側で

サクリ部分の格子を抉じ開け、格子部分を取り除きます。       はそれで300リットル対応と説明していますので

そして、上部用の殺菌マット用のネットを切り間引きして編       半分にすると150リットル対応となりますが

み目を広げキャップ代わりにします。そうすると、詰め替え       負荷が掛からない分、循環効率が促進します。

ができます。

 

   OTTOパワーヘッド1200の場合は付属のアダプターコーン(L)を被せて設置して下さい。

   600の場合はアダプターコーン(S)が付属していますが、それを射し込む形で設置が可能

   ですが、長期使用と共に劣化して堅くなりカプセルの重さで落ちてしまいます。カプセルに付

   属のゴムホースの方が長持ちします。

               

            

白点治療に対する考え (2008.1.11加筆)

ハコフグ飼育なんかをしている関係か白点病については経験する事も多く、現在までに様々な方法を経験して

来ました。

最近では自分なりの白点治療法が確立して来た気がします。

現在までに行ってきた方法についてちょっと感想も含め記載します。

 

ヒコサンまたはグリーンFゴールド顆粒での単独治療では効果は認められませんでした。

海水館さんの行っている低比重(1.016)+GFGでは何度も治療を行ってきましたが、大概約1ヶ月ほどで治癒さ

せる事が出来、有効な方法だと思っています。

ただGFGの影響なのか治療途中もしくは治療後にリンフォの発生やフィンロットなど細菌性疾患の発生が見られ

る事があり注意が必要です。

リンフォについては治療後、活性炭でのGFGの吸着、換水後水質が安定すれば自然治癒することが多いです。

軽度の細菌性疾患についても同様です。

上記のようなことがあるので最近はGFGを使用せず低比重単独(1.010または1.008)での治療を行うことが多いです。

こちらも1ヶ月から1ヵ月半でほぼ完治させる事が出来るようです。

マジカルウォーターでの治療は何度か行ったことがあり重症化してしまった症例については治癒経験がないのです

が強い個体で軽症の白点については抑制効果を認めております。

ただ規定量では効果が薄い感じがしていまして2倍くらいの濃度で使用しています。

(薬剤の影響もあるので自己責任で)

また使用中に飼育水の白濁も経験していまして、メーカーに相談した事もあるのですが水槽内の浮遊物が多い環

境では飼育水が白濁する可能性があるようです。

この白濁、たちが悪くて1度の換水や活性炭の投入では白濁が消失せず、結構苦労しました。

これも水槽立ち上げ後の飼育水の白濁のようなものなのでしょうか。

現在マジカルを白点以外で使用する事が多いです。フィンロットや軽度の細菌性疾患の時。

意外なくらい良く効いて重宝しています。(重症児は抗生剤の経口投与を行いますが・・・。)

ヨウ素殺菌筒単独での使用では治癒経験がありません。

ただ他の治療と併用しての相乗効果、白点の抑制効果はある程度認められると思います。

自分の師匠である箱福さんがヨウ素支持派なので色々ご相談した事もあるのですが、ヨウ素ボールへいかに効率

よく水を回すか、白点の増殖スピードを超えていかにヨウ素で殺菌するかがポイントのようで、水槽の水量によって

はヨウ素殺菌筒の複数設置が必要になると思います。

ネットでは結構批判的な方が多い方法のようですが、箱福さん始めかなりの方がヨウ素殺菌筒単独で白点治癒を

経験されていますので、治療法としては有効な方法だと思っております。

大きなメリットとしては他の方法と異なり明らかな副作用がない魚に優しい治療法だと思います。

現状使いこなせていないのが残念です。

紫外線殺菌灯またはオゾナイザーでの治療も有効な方法だと思います。ただ上記のヨウ素殺菌筒同様、いかに

効率よく殺菌を行うかが味噌のようで、機材によって有効度に差があると思います。

アクア界的に言われているのは殺菌灯で有効なのはレインボーライフガードQL−40のみ

縦に長いその構造と強力な紫外線量、その中でほどよく水流が弱くなり適切なUVが照射されるそうです。

しかし実際家庭用水槽に設置するには、あまりに背が高い独特の構造と発生する熱ががネックです。

欲しいけど置くとこ無い!ってのが実感。

オゾナイザーについても同様でアデックスレッドシーのオゾナイザーでないと効果は薄いようです。

こちらのネックは湿度と発生する独特の異臭。上手く使わないと飼育者自身の頭が痛くなる羽目に。

最近関西では密かなブームのようで白点の蔓延した水槽で治癒例が結構あるようですね。

換水による治療も最近では結構行います。魚導入時にメインタンクに入れずに小型水槽(トリートメントタンク)に

収容しそのまま連日換水。3日ほどで魚体からの白点は見られなくなります。

ネックは温度合わせは行うとはいえ作りたての水にドボンと魚を移さなければいけない事。

また連日の作業になるので魚に対するストレスも強い方法だと思います。

PHショックなどを起さなかったとしても、この作業の影響で拒食になったり、導入後タダでさえ餌食いが悪い魚に

追い討ちをかける事になる可能性も秘めています。

メリットとしては薬剤を一切使わないこと。薬の悪影響を考えなくても良いのは利点です。ただ本水槽で蔓延した

場合には使えないですね。

硫酸銅治療も最近行いました。 

銅に弱いとよく言われるハリセンボンの仲間とフグでの治療で行ったのですが、3日ほどで白点は消失し大きな悪

影響は認められませんでした。

使用中極端にろ過に影響があると言うことも小型水槽なんですがありませんでした。

短期間で確実に効果を出すのは、さすが古くからある治療だと実感しました。

デメリットはやはり有効量と致死量が紙一重な事。個体の状態や種類によっても銅に対する影響に差があり銅

ショックを起こす可能性がある事でしょうか?

ただ巷で言われているほど悪い治療方法でないと自分は思っています。いざと言う時は、もしくはウーディニウムな

どが併発している可能性があるときはこの治療法しかないのではないか?なんて思っています。

珊瑚等は良く判りませんが治療後銅の吸着、換水したあとでコケ取り貝や甲殻類などは普通に飼えるようですし。

白点離脱後リンフォと細菌性疾患が少し出たことを併記しておきます。

 

現状好んで行っているのは、低比重(1.008)と換水による治療、硫酸銅治療の3つで、発生状況や蔓延状態かどうか、

魚種は何か等を考慮して選択しています。

各方法にそれぞれメリット、デメリットがありそれを良く考慮し選択する必要があると思います。

ただ掲示板の方によく海水初心者の方が「薬を使うのはリスクがあるので避けたい。どうしたら良いのでしょう?」

なんて相談がありますが、自分的意見としてはリスクのない治療は無いと言う事。厳しいようですが落ちる魚は落ちる。

この2つは自明の理かと思います。

人も病気になったら薬飲みますよね。同じ事だと思うんです。

慎重に考えすぎて治療のタイミングを失う可能性も考慮して欲しいな、と言うのが最近の考えです。

状態の良い珊瑚水槽では、白点が自然治癒する。なんてよく言われ自分でもミナミハコフグの幼魚が自然治癒した

経験を持っています。

ただこれを盲信するのもどうかと思います。

特に初心者の方はベルリン信奉者というか、(システム、理論は魅力的なんですが)メタハラ買ってスキマー買って

珊瑚入れて白点好発の魚買ってきて白点蔓延。

ライブロックと珊瑚が入っているので薬も使えずデットエンド!

なんて事も良く聞く話です。

状態の良い水槽も微妙なバランスの上成り立っていると思うので、白点が終息した後も何度も自然治癒と言う幸運が

続くとは思えない。

自然治癒する水槽をキープするアクアリストは珊瑚水槽である以前に水槽や魚の状況を見極める目と経験をもってい

るんだと思うんですよね。

何もせず自然治癒を期待するのは放置に過ぎないと自分は思ってます。

 

白点を治療、勉強してきての実感なんですが、結局白点の進行には魚体の抵抗力が強く関与している気がします。

餌食いがいい個体ではあまり慌てて治療するより、餌をきちんと与えしばらく様子を見ることも重要だと思います。

いじりすぎる事で悪化させる事もあると思います。体力を蓄えて病気と戦える免疫を強化することも重要でしょう。

また低比重は、シストや遊走子の駆除よりも魚体のストレスの低減、コンディションの調節のほうが重要な気がします。

また海水を薄める事により薬効も色々な物質の影響が減るのか効果も高まる気がします。

ただ寄生数も多く、水槽内に蔓延してしまったような状況ではやはり、リスク承知で硫酸銅の使用しかないのでしょう。

 

 

混泳    

他の魚と一緒で、相性もあると思われるので一概には言えないが、つっちさんのアンケート結果ではチョウチョウウオ

は問題なし、ヤッコは種類にもよるが可能なものもある。カクレクマノミ、デバスズメダイ、カニハゼ、ネジリンボウ、カ

エルウオとの混泳との回答もあります。しかし幼魚のうちは泳ぎもおぼつかず、動きの素早い魚との混泳では、ハコ

フグの餌の確保には注意が必要でしょう。うまく採食できず拒食に陥った例もあるようですから。

またハギ、モンガラカワハギ、ホンソメワケベラはやめた方が良いでしょう。ハギの仲間は意外と凶暴でケンカの元と

なるでしょう。ホンソメワケベラのクリーニング行為はかえってハコフグのストレスになるようです。

ハコフグは自然下では甲殻類を食べているためクリーナーシュリンプ(スカンクシュリンプ、オトヒメエビなど)は、大き

くなった個体では、クリーニングされるふりをして食べてしまう可能性もあるので注意。

                                                     

ハコフグとミナミハコフグの鑑別 

ハコフグとミナミハコフグの幼魚は酷似しており、体色が黄色くクロのスポットがある個体がミナミハコフグとは

限らないようです。

ショップに流通しているミナミハコフグの中には、時折ハコフグやテングハコフグの幼魚も混ざっている事もある。

体長7cmくらいになると良く知っている方なら区別はつきやすい様ですが・・・。

1〜2cmくらいの幼魚では

 ミナミハコフグ   目と同じくらいの大きさの黒点で体色は鮮やかな黄色(レモン色)。

            地域変異色がハコフグに比べ多く見られ、個体によりカラーバリエーションが異なるが、5cm位

            になると白い水玉と黒い水玉模様が重なるように現れてくる個体が多く見受けられる。

 ハコフグ      黒点は目に比べ小さく、体色はくすんだ黄色(褐色がかった山吹色)

            成長に共に背面に水色の斑点が現れてくる。その後水色の斑点を黒い模様が囲むような模様に

            変わり次第に成魚に見られるような黄色から褐色に変わっていく。

                       
<ミナミハコフグの幼魚>                <ハコフグの幼魚>                <ハコフグの幼魚> 
                                                
         青いスポットが出始めています
上の3枚の写真は  のVinさんのご好意でお借りしました。

 

 生息    ハコフグは温帯性(日本近海、岩手〜九州南部)

        ミナミハコフグは熱帯性(西部太平洋〜インド洋、死滅回遊魚として房総半島でも確認されている。)

      と異なるので、産地でも区別できると思います。

テングハコフグの場合は白または灰色がかった白で背面にドット模様が密集している事で区別は可能。

(成長と共に口の上にコブが出来てきます。)

  

      ミナミハコフグ若魚             ハコフグ若魚    

2007.12.26追記

友人のカリブ海のムクさんからハコフグとミナミハコフグの幼魚の混泳している写真を頂戴いたしました。

どちらも採取個体のようですが、並べてみると違いが良く判りますね。

          

 

ミナミハコフグを幼魚から飼育すると殆ど雌のまま成長するそうです。

「これはハコフグ、ミナミハコフグ共にハーレムを作りその中の優位な個体が雄になるからで、家庭での飼育

では雄に育てるのは難しいです。沢山混泳させると雄になるかもしれませんが。」(箱福さん談)

       こちらの2枚もVinさんよりお借りしました

    ミナミハコフグ♀           ハコフグ♂

 

ショートノーズボックスフィッシュとテングハコフグの鑑別 

上で書いたようにショップでミナミハコフグとして売られている個体の中にはテングハコフグやショートノーズ

ボックスフィッシュの幼魚も混ざっていることがあるようです。

あれ?なんかこの魚ミナミハコフグと違うみたい?と言う時に鑑別が出来るようにショートノーズとテングの

違いについても記載したいと思います。

基本的に黄色地に黒いスポットの場合には、ほぼミナミハコフグと思って良いと思いますがショートノーズや

テングの幼魚には下の腹部の面に黒いスポットがありません。

 

 テングハコフグの幼魚と思われる個体

 腹部に黒いスポットがないのが判ります?

 

 

    (提供みっちゃん様)

うちの子ないな?と言う場合にはテングかショートノーズと言う事になります。

ではどっち?と言うことですが。

テングハコフグの典型的は個体は、背面のドット(斑点)が側面のドットより細かく密度も多く

ドットの周りに茶色い円形の縁取りが出る事が特徴です。

ただ、成長する過程で側面のドットは消える場合多いようです。

ショートノーズパールホワイトベースの体色で、ドット(斑点)の配置は異なりますが、大きさは、ほぼ均一で

興奮したり威嚇すると斑点に沿って黒い斑紋が出てきます。

 

 画像が手に入らなかったので海外のデータベース

 での同様の縮尺の写真を模写してみました。

 上がテングハコフグ、下がショートノーズです。

 比べてみると一目瞭然ですがテングの場合には

 体形がスムースでほっそりした感じ、逆にショート

 ノーズ は背面のセンター部分が盛り上がってい

 ます。

 

 

では実際の幼魚、若魚の写真を使って比較してみましょう。

   

 

左がショートノーズの幼魚、右が若魚ですが背面のセンター部が盛り上がっているのが

良く判ります。色味は白というかクリーム色ベースです。

 

 

テングハコフグと思われる個体の幼魚

色味や体形のバランスはどちらかと言うとミナミハコフグに類似

ドットの周りが微妙に茶色い縁取りが見える。

背面の隆起は認められずイラストの成魚と同様ショートノーズに比べるとスリムな感じ。

テングハコフグの場合、色彩変異個体も多く、上の写真の個体も体色の黄色味が強く

典型例とはやや異なる。

 

と書いた矢先に大塚(マツヤ)からテングハコフグの典型的な個体のお写真頂戴いたしました。

 

 背中が平坦で、 ドットの周りに茶色い円形の縁取りがある。

 色味的には、こちらの個体の方がテングの特徴を良く現している。

 

 

 

ハコフグの水ふき行為(箱福談)

私なりの考察ですが、ハコフグの仲間は海底の砂に水を吹き掛け穴を掘り小型のカニやゴカイ、微生物などを探して

捕食したり、その食べようとするモノが食べられるものか確認してから食べる様です。本来ならそのような行為を海底

や岩などでするのですが、水槽下での飼育では飼い主が水面に餌を落としてやり、水面に浮遊していてハコフグは水

面に水を吹き掛ければ餌が出て来るものだと認識してしまうのでは無いでしょうか。ですから、ハコフグなりに水面で

餌を探したり空腹時や飼い主が水槽に近付くと餌をねだって水吹きをするものと思われます。

満腹になると水吹き行為はしません。危険を感じると水を吹く事もありますが、それはまた別の意味があるのでしょう。

 

うちのハコフグも水吹きがひどく現在苦労しているのですが、人のいないときに水吹きをしているので、おねだり以外

にも、もしかすると遊び的な要素もあるのではないか?と思っています。

 

ハリセンボンの繁殖 

東海大学海洋化学博物館のホームページで、水族館で繁殖に成功したハリセンボンの事が書いてありました。

このハリセンボン、動物園協会で繁殖賞を受賞したとか。

そのときのレポートを「海のはくぶつかん」という機関誌に掲載したものでした。

ただ、残念な事にこの記事のリンクはリンク切れになっています。

ぜひ読みたいと思い、直接連絡をして「海のはくぶつかん」のバックナンバーを送っていただきました。

以下は「海のはくぶつかん」1978.7  Vol.8 No.4 ハリセンボンの産卵習性と生活史   鈴木 克美

よりまとめさせて頂きました。

 

繁殖に成功したのは昭和44年7月中旬との事。

かなり昔の話です。

ハリセンボンの産卵は6から7月の水温24℃を越す頃。

産卵時間は午後8時から11時半までの間でした。

 産卵の約12時間前には、5、6匹のオスがメスをおみこしを担ぐように

 水面に押し上げるような特徴的な求愛行動を行い、水面近くで産卵。(左図)

 卵は直径1.8mmで水に浮き、一粒ずつがばらばらで物にくっついたりし

 ない球形の分離浮遊卵だったとの事。

 他のフグ類は沿岸の浅瀬に来て海底に沈み、ものに粘りつく卵を産む

 のとは異なりました。  

 

 

卵の孵化から成長は

 卵は5日で孵化し稚魚は全長2.4〜2.7mm、

 10日程で体表一面に無数の小さいイボが表れる。

 13日目にはこのイボが長くのびだし中に針が見えてきます。

 16日目には時々身体を膨らませる事が出来るようになる。サイズ1.1cm

 25日目には歯が生え出す。

 50日目 親とほぼ同じ模様が出始める。3.3cm

 66日目 ほぼ親と同様の外見のミニハリセンボンに!

 

  @ ハリセンボンの卵

  A ふ化直後の仔魚

  B 後期仔魚

  C 棘の伸びはじめた稚魚

  D 親と同じようになった稚魚 

 

 

 

上記の図は同書にあったものを著作権に関わるので院長が模写したものです。

下手な絵でごめんなさ〜いm(__)m

 

ぜひこのミニハリセンボンを見てみたいものですね。

カクレクマノミとかだと水槽内での繁殖例とかが結構ありますが、フグ類は難しそうですね。

いつかブリード個体のハコフグなんかが手に入る時代がくると良いのですが。

 

コンゴウフグの繁殖    

師匠である箱福さんがコンゴウフグの繁殖を目指されていることをお聞きしていたので自分もハコフグ類の繁殖に

ちょっと興味があり情報を収集していたんですが・・・。

箱福さんが以前情報交換されていた方との話では繁殖には3メートル四方の水槽がなければ産卵は無理ではないか?

と聞いてはいたのですが、たまたまブログに遊びに来てくださった方が自宅の水槽でコンゴウフグが産卵をしたと言う報

告を下さいました。

ご報告を頂いたのはCookie’s Website  のクッキーさんです。

クッキーさんはコンゴウフグを飼育してあと半年で4年になるそうで、 5、6cmだった「ツノ君」は今は体長32cm程にま

でなり、今年に入って5回程産卵をしたそうです。

ご好意で貴重な画像を拝借致しました。

 

 水槽内に卵が流れている様子が

 良くわかります。

 クッキーさんのサイトでは産卵時の動画が見られます。

 (写真提供クッキーさん)

 

 

産卵した卵をコップの中に採取し撮影した映像(右に写真のスケールで大きさが良くわかります。)

   

           (写真提供クッキーさん)

 

コンゴウフグの産卵事例 その2 (2008.1.7追記)

60cm水槽で、コンゴウフグ、ミナミハコフグ、クロハコフグを飼育していらっしゃるmashuさんからも産卵事例のご報告

を頂きました。

コンゴウフグは約4年弱、ミナミハコは2年目、クロハコフグは1年目との事。

発見の経緯は、

水槽にはヨウ素殺菌筒(ポンプ式)を設置しています。その殺菌筒中のボールはいつも勢いよく回っているのですが、

今朝水槽を見ると、ボールがいつもより勢いがないのです。変だなぁ、ボールがどこかに詰まってしまったかなぁ?と

思っておりました。

でも水槽の様子がいつもとなんか違うのです。たくさん浮遊物が漂っているのです。よく見ると小さな透き通った卵のよう

です。白濁している卵も少しありました。それらの卵が、殺菌筒の排水口部分に塞いでいたようで、いつもの勢いがな

かったようです。

コンゴウは地黒で口の周りに泥棒ひげのように黒ずんだ個体なのですが、一週間ほど前に、胸ヒレの付け根が、やけに

金色になっていたので、変だなぁ?と思っていたそうです。(何か産卵に関係する変化なのでしょうか?)

 水槽内を浮遊する卵が良く判る。

 水槽スペックは、W60×D30×H40です。

 外部フィルタ(テトラEXパワーフィルタ90)

 RedSeaのスキマ、ヨウ素殺菌筒(ポンプ式)

 を設置。(水流はかなり強め)

 

      (写真提供 mashuさん)

回収した卵の画像 (提供mashuさん)

 

 

 クッキーさんの回収された卵とほぼ同じですね。

 

 

 

 

 

餌に関しては幼魚期は、冷凍ブラインシュリンプ、赤虫、SUREのSでした。成長してからは、SURE(M,L)や、

生餌のイカを与えました。(病原菌を持ち込むのを防止するため、一度完全冷凍して殺菌)

海水の素は、幼魚時は、Tetoraの海水の素、その後、mango InternatinalのTropical Marine Hi(500L/通販)を使用

していましたが、最近はInstant Ocean Premium(800L)を使用されているそうです。

    

上の写真が産卵したコンゴウフグ(写真提供 mashuさん)

こちらの個体も産卵したと言うことはメス個体と言うことになりますね。

クッキーさんの個体と共通した特徴があるんでしょうか?

それが明確になるとコンゴウフグの雌雄を判別する助けになるんですけど・・・。

 

今回掲示板の方に、この産卵事例をご報告頂いたのですが、他の方々とのやり取りも非常に貴重な情報を

含んでいるので、下記に掲示板の貴重なディスカッションを転載致します。

コンゴウフグの産卵

 

良い機会ですので箱福さんとクッキーさんのご報告を元にコンゴウフグの繁殖についてまとめたいと思います。

 

生態 (翻訳クッキーさん)

自然下でのコンゴウフグは雄のテリトリー内に複数の雌が点々と「巣」に住んでおり、繁殖時期(4月〜10月)になると

雄が雌の巣へ行き、噛みついたり乱暴に雌にアタックし、産卵へと促すようです。 それから2匹仲良く水面へ向かって

30メートルか上昇し産卵・放精し、卵は水面近くで稚魚が孵化するようです。 コンゴウフグの雄雌判別は外見では非常

に難しいらしく、雌は体型が丸く、口(唇)が厚く、雄は雌と比較してスマートな体形で口が薄いらしいです。

参考文献 http://www.cowfishes.com/longhorn.html

 

コンゴウフグの雌雄判別予測 (箱福さん提供)

飼育している複数の個体の相違点をもとに私が考察する予想図ですが、裏付ける証拠がまだありません。

雌は体全体が福与かと申しますか…張りがあり特に腹部と側面の張り具合は著しいのに対して、雄は張りが無くスマー

トであると言う事が大きな違いでは無いかと思われます。

 

雄と雌の図を誇張して書いて見ました。(20センチ個体)

雄は口の上辺りがコブ状に発達し著しく突起するのではないかと考察しています。

     

    <正面図>           <側面図>   (図提供 箱福さん)

婚姻色が現れるハコフグでも雄と雌では吻の形状に違いが現れるようですので、コンゴウフグも仰る様に統計を取ると

微妙な体形などの違いから判別方法が見つかるかもしれません。

      

 <♂予測個体>          <♀予測個体>          

       (写真提供箱福さん)    

   

    <クッキーさんのメス個体>            <mashuさんのメス個体>

      (写真提供クッキーさん)                    (写真提供 mashuさん)     

                

今回は口周辺の違いを観察してみましたが、他にも体形や尾ビレ形やスポット模様の違いや産卵管など細かく観察する

と違いが出てるくるでしょう。

 

上記のコンゴウフグの生態でも書かれている通り、雄雌の外見上の判別は非常に難しいとの事なので素人が容易く見分

けられるモノでは無いかもしれませんが、微妙な違いを取り上げて行くと将来的には、外見上からも違いが分る様になる

かも知れません。

 

フグの生活史

自分が最近購入した「フグの飼い方」マリン企画にも他の海水性のフグですが繁殖について書かれています。

フグの産卵は春から夏にかけて、早いものでヒガンフグの3月上旬、もっとも遅いものでキタマクラの9月上旬に行われ、

産卵はトラフグやクサフグのように群れて行うものキタマクラやミナミハコフグ、シマウミスズメのように雌雄が1対1で行う

ものがある。

上記のハリセンボンの繁殖では1匹のメスを数匹のオスがおみこしを担ぐように水面に押し上げ産卵するようです。

性成熟はクサフグで1年、コモンフグやヒガンフグなどの中、大型種では雌雄で成熟年齢が異なっていて、オスで1年、メス

が2年です。また大型種のトラフグではオスで2年、メスで3年かかるそうです。

同じコンゴウフグ属のシマウミスズメの例では夏の日没時に雌雄がペアを作って産卵し卵は分離性浮遊卵で受精後1粒ず

つバラバラになり海面を漂うそうです。

箱福さんによればコンゴウフグの自然界での産卵は「Vの字」の状態のように寄り添って、後方(生殖器)を寄り近付けて浮

上しながら放卵、放精するそうです。

 

考察

今回水族館でも報告が無く、さらに家庭水槽内では不可能と思われたコンゴウフグの産卵がクッキーさんの水槽で見られ

ました。しかも一回ではなく繰り返し行われているとの事。

残念なことにペア飼育ではないため未受精卵で稚魚の孵化ということにはなりませんが、非常に貴重な報告だと思います。

今回の報告で即、コンゴウフグの繁殖が実現すると言う単純な話ではなく、まだまだ課題はあると思います。

雌雄の判別を如何に行うか?

ペアリングは上手くいくか?

水槽内という限られた環境で上手く繁殖行動が行えるのか?

仮に受精したとして卵の回収をどう行うか?

孵化後の稚魚の餌や世話をどうするか?

色々解決しなくてはいけない問題が多いですね。

ただ今後につなげる貴重な情報が少しずつ集まってきた気はいたします。

また他の種類のフグの性成熟年齢及びクッキーさんの事例により、コンゴウフグのメスの性成熟は少なくとも3年はかか

る可能性があります。

ハコフグ飼育アンケートなどの結果からも3年以上上手に飼育されている方も非常に少ないというのが現実なので、まず

健康に育て上げること、まずそれがファーストステップでしょうか。

 

ご注意

今回友人の方から死亡したコンゴウフグの解剖写真を頂きました。

当方は獣医師であることと、こちらのページのようなハコフグのコンテンツを作成しているため有効に利用して頂きたい

とのご好意からです。

素晴らしいお写真であり、資料という意味でもまた魚の構造を理解する事は必ず日常の飼育に役立つことと思われます。

というわけで早速 「コンゴウフグの解剖所見」 というコンテンツにまとめアップする予定でしたが解剖写真という性格上、

不特定多数の方の訪れるネットの環境では、お子さんや女性の方が見る可能性もあり好ましくないと判断致しました。

日本人は伝統的に魚を食べる民族でもあり、また学生時代にフナの解剖などもされ抵抗は無いと自分では思うのですが、

中にはご不快に思われる方もいらっしゃると思います。

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